批評(レビュー) 
はじめに
この批評(レビュー)は、まだ三国志8をプレーしたことがない方のために、ゲームの概要と個人的な批評を紹介したものです。
購入の参考になさる方は、人によって違った楽しみ方、違った評価があることを理解した上で、お読みください。既にプレーされた方は、お読みになる必要はございません。
批評(レビュー)
三国志8の醍醐味といえば、全武将プレーと全年代プレーの2つに尽きます。
三国志8で初めて導入された全年代プレーは、とにかく素晴らしいです。三国志8では1年刻みでシナリオが選べるため、三国志演義ファンなら少なからずあるお好みのシーンをピンポイントで選択することができます。しかも、どこから始めてもオープニングでそれまでの経緯を説明するアニメーションがあり、さらに、その年代の出来事で中心となる君主には、評定でのやり取りも用意されています。このオープニングをシナリオ順に見るだけでも、三国志演義という物語の面白さが存分に伝わってきます。
ただ、これだけオープニングが丁寧に作られている反面、プレー中に起こるイベントは少な目です。同じ武将プレーの太閤立志伝では、主要な武将には次々とイベントが発生したものですが、この三国志8ではオープニング以外ではほとんど固有イベントが用意されていません。このバランスの悪さが、盛り上がりに欠ける原因かも知れません。
次に、全武将プレーで重要となる身分とその役割ですが、身分ごとにコマンドに特徴があるので、出世を目指す楽しみ方が味わえると思います。城を持たずに兵力をそなえた放浪軍という存在も、三国志演義における劉備や呂布の状況を上手く再現しています。君主プレーに飽きた方には、面白いシステムだと思います。
全般的に難易度が低く、行動も自由なので、君主を操作して最短で統一を目指す従来のプレーよりも、あえて低い身分でじっくりとプレーしたり、あえて反乱を起こして困難な状況を作ったりして、プレーヤーなりの楽しみ方を見つけると面白いと思います。
三国志8は、単にシミュレーションゲームが好きな方よりも、三国志演義のストーリー、もしくは武将が好きな方向けのゲームだと思います。
おすすめソフト
三国志10 おすすめ度★★★☆☆ (攻略サイトあり)
三国志7 おすすめ度★★★★☆ (攻略サイトあり)
太閤立志伝Ⅴ おすすめ度★★★★★ (攻略サイトあり)
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